2024年2月26日

カカオの香りたっぷり！建築の工程から着想を得たチョコレートが発売

京都の建築事務所「吉原組（よしはらぐみ）」より、建築デザインをボーダレスに捉え、知見を応用しながら他分野で造形美や「用の美」を提案していく試み「TOHU（トーフ）」プロジェクトが始動。第一弾は、建築の基本工程である「BASE、ASSE、ROOF」から着想を得たショコラタブレット（3枚）と、付属品として建築で使用する神代欅（ジンダイケヤキ）やチークなどの端材を加工した木皿（5種類）が発売。

チョコレート本体は、フレンチの神様と称される、ジョエル・ロブション氏の元で15年以上シェフパティシエを務めた、équ（エキュ）の中村忠史氏がレシピ開発・監修。同チョコレートは、ホワイトデーに向けて開催する「TOHU」のポップアップイベントと、TOHUの公式オンランサイトにて発売。

ポップアップイベントは、東京都・南青山の複合文化施設「Spiral（スパイラル）」の１階にて、2024年3月7日（木）〜14日（木）まで開催。期間中はチョコレートの他にも、吉原組の手がける家具やインテリアを展示販売される。

ショコラタブレット（3枚セット）は、建築デザインの基本工程から着想を得たネーミングで、ミニマルなタブレット型。まず、建築の基礎を表した「BASE（ベース）」はカカオの香りを存分に感じられるビターショコラ、基礎の次に構造を組み上げる工程を表している「ASSE（アッセ）」は、なめらかでバランスの良いショコラに上質なトンカを練り込み、砂糖漬けにしたオレンジを組み合わせて、鮮やかなオレンジの香りと上品でスモーキーなニュアンスを楽しめるフレーバーとなっている。

最後に文字通り屋根を表している「ROOF（ルーフ）」は、ビターチョコレートにキャラメリゼされた4種類のナッツをトッピングした、食感を楽しめるショコラタブレット。

ショコラタブレットは、吉原組が建築をする際に端材となった素材を加工した端材木皿プレートがセットで付いてくる。木皿はどれも高品質な木材で、ウォールナット、ブラックチェリー、栗、ブビンガ、チーク、神代欅、ウェンジなどの中からランダムに一皿がショコラタブレットに付属され、経年で味の出る素材を使用。100年後に完成する建築を目指す中で「素材」を大切にすることを掲げている同社のアイデンティティから着想を得ている。