大切に家具を使えば価値が上がる!?2023年デビューの家具ブランドが取り入れた買取制度
将来ヴィンテージになりうるほどのクオリティを追求するべく、2023年に誕生した日本の家具ブランド「BEFORE VINTAGE FURNITURE」は、激しく変化する時の流れに耐え、新品より10年後、10年後よりも100年後にさらに価値が生まれている可能性を秘めた本物志向の人たち向けた家具。
そんな理想の家具を追求し、熟練の職人が一つひとつ形にして作られている場所は北海道の北東部、オホーツクエリアの北見市。冬はマイナス20度まで下がることも珍しくなく、夏も30度以上の暑さを記録するような地域。暮らしやすいとは到底言えない場所で、手に入る自然素材を最大限活かし、創られたプロダクトはエイジングが楽しめる魅力。
市場において値段がつかず、やむなく細かく砕かれてチップになったり、燃料として燃やされたりする木材が数多く存在しているいわゆる「市流れ」の木材を採用。質は問題ない、いやむしろ高品質なのに、めぐりあわせが悪く、買い手がつかなかったというだけで、本来の価値をないがしろにされている素材。それらを独自ルートで仕入れ、家具として命を吹き込もうとしたのが「BEFORE VINTAGE FURNITURE」。これによって、高品質かつリーズナブルな家具が実現。
木材の質だけに頼るのではなく、高い耐久性とさまざまな生活に馴染む普遍的なデザインを追求。決して斬新な造形ではなく、昔から存在していたかのような、でも今は誰も作っていないような佇まいの家具。
そんなイメージをデザインに落とし込んでいる。また、強度を出すべく、木材の性質を見極めて木を巧みに扱える職人の技術は必須。大量生産では決して成し得ないクオリティも魅力の一つだ。
椅子、テーブル、チェスト、デスク、TVボードなど、合計17点が現在発売中。すべての商品には「#3」や「#15」のようにナンバーがついており、同じモデルであっても、使用する木材の性質上一つとして同じものが存在しないため、唯一無二の証としてナンバリングを施している。
各ナンバーと紐づけて記録されているのが、「年式」「家具の種類」「デザイン」「サイズ」「樹種」「販売時の価格」「購入者」「修理履歴」など様々な情報。将来、不要となった場合、「BEFORE VINTAGE FURNITURE」が買い取ることも可能で、希少性や製造からの経過年数などを加味して、購入時の金額よりも高い買い取り金額を提示できる可能性も。大切に使用し保存することでヴィンテージワインのような希少性を生み出すことも可能かも!?
100年後、それぞれのナンバーがついた家具がどれほどの価値となっているのか。そんな商品価値の変化を楽しめる独自の買取制度もブランドの魅力のひとつ。
⚫︎BEFORE VINTAGE FURNITURE
公式サイト:https://beforevintagefurniture.com
Edit:Mr.DIY編集部