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[TRAVEL DIY vol.6] 自由の象徴、南アフリカ ボカープの美しい街並み

[TRAVEL DIY vol.6] 自由の象徴、南アフリカ ボカープの美しい街並み

南アフリカ共和国 西ケープ州に位置する都市「ケープタウン」は大自然とモダンな都市が織りなす観光地。その中でも最も古い住宅街として存在する「ボカープ」の街並みはとてもカラフルで美しい。しかし、その美しい街並みの背景には様々な歴史があり、喜びを象徴する街とも言われている。

 

なぜ、これほど美しい街並みになったのか。それは16~17世紀頃、この地域を支配していたオランダが、アジアやアフリカから多くの奴隷を連行し、その奴隷たちが解放された喜びを表現するためにパステルカラーに家を塗り、自由の喜びを表現したと言われている。もともとは白い家で統一されていたが、まさにハッピーカラーという名に相応しい自由を象徴する街なのだ。

美しい街並みは写真撮影のスポットとしても有名。

 

壁はベーシックカラーで玄関や窓を赤にしているお家も。窓にうつる反対側の黄色のお家も計算されたかのような相性の良さも魅力的。

 

 

そんな悲しい歴史を乗り越え、美しい街並みで人々を魅了するボカープの自由の象徴、「ハッピーカラー」を日本の住宅でも取り入れる方法をご紹介。

 

|家具の色を塗る

ボカープの住宅のように、いきなり家の壁をハッピーカラーに、というのは家族の同意も得なければならず、勇気がいると思う。そんな人はまず、家具の色をカラーリングすると良し。

 

無塗装の木製家具であれば簡単に塗装ができ、外壁のように街の景観などを意識する必要もないので、部屋の雰囲気と相談を。

 

 

|ドアを塗る

部屋と部屋の通り道でもあるドアを塗装するのもおすすめ。壁だと面積も大きいため、インテリア全体を気にする必要があるが、ドアだけであればアクセントとして部屋のテンションを上げてくれる。

 

 

|古いタイヤを有効活用

庭先のガーデニングに、古くなったタイヤを有効活用。好きな色に塗ればサステナブルで明るい花壇が完成。

 

 

|古くなった自転車を再利用

何年か自転車を乗ると塗装が剥がれてきたり、サビが目立って汚く見える。そんな自転車をカラーリングすることで海外の路上で見かけるお洒落な自転車に生まれ変わる。

 

壊れてしまった自転車は、塗装することで、庭先や玄関先で花と飾ればアートとして再利用することもできる。

日本の住宅やファッションは、モダンやシンプル、ベーシックが主流だが、ボカープのように自由の象徴として、色を取り入れた住宅も多様な生き方を表現する手段になるかもしれない。

 

「なんか毎日同じ繰り返しで生活に刺激が欲しい」と思っている人は、日常に新しいカラーを取り入れて、新しいカルチャーを取り入れてみよう。

 

About TRAVEL DIY

日本政府観光局の調べによると、2019年の出国日本人数は1年間で2,008万人。そして、2020年の発表されている累計(1月-10月分)出国日本人数は約311万人と大きく減少し、世界的に移動制限がある暮らしをしています。そんな中、DIYできる海外「住」カルチャーお届けすることで、少しでも旅行気分を味わっていただこうという本企画「TRAVEL DIY」。定期的にお届けしていきますので海外旅行気分をお楽しみ頂ければ嬉しいです。

 

Edit:Mr.DIY編集部


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