遊び心あふれるカラフルなアーカイブデザイン、Herman Millerから復刻カラーのアイテムが新登場
1923年、D.J. De Pree(D.J. デプリー)とその義⽗(Herman Miller)が「Michigan Star Furniture Company」を買収し、地元で評判の⾼い実業家であったミラーの名を冠して登場したインテリアブランド「Herman Miller」。これまでGeorge Nelson、Eames Office、Isamu Noguchiのようなミッドセンチュリーの巨匠、Robert PropstやBill Stumpfのような研究志向で先⾒性を持ったデザイナー、そして Industrial FacilityやStudio 7.5などの画期的なデザインスタジオなど、多くの著名なデザイナーたちと強固な関係性を構築し、⼈間⼯学に基づいた家具から、デザイン家具を代表するアイコニックな作品に⾄るまで、住宅や公共施設、オフィスなどあらゆる空間を彩るインテリアアイテムを発表しつづけている。
そんなHerman Millerより、2024年秋、Eames(イームズ)製品に、新しい二つの鮮やかなカラーが登場。コートラックを遊び心あふれるカラフルなオブジェにしたEames Hang-It-All(イームズ ハングイットオール)にストーンウォッシュブルーとレッドのコンビネーションを、Eames Molded Plywood Lounge Chair(イームズ プライウッドラウンジチェア)はディープイエローがコレクションに加わった。
商品名:Eames Hang-It-All(イームズ ハングイットオール)
価格:44,000円(税込)
カラー:ストーンウォッシュブルー / レッド
サイズ:高さ:380 幅:500 奥行き:170(mm)
Eamesのコレクションの中でも最もよく知られたプロダクトのひとつである Eames Hang-It-Allは、シンプルな素材で高い機能性とデザイン性を表すCharles and Ray Eamesのアプローチを体現。おもちゃではない、子供用の家具として1953年に発表されたEames Hang-It-Allはマゼンタやイエローなどのカラフルな色が特徴で、過去にも、ウォールナットやメープルなどのニュートラルカラー、LGBTQsプライドにインスパイアされたカラー、近年ではHAYとのコラボレーションによるフレッシュなカラーオプションなど、アップデートを重ねている。
そして今回、Ray Eamesによるオリジナルスケッチに基づいて、ブルーフレームにレッドボールという新しいコンビネーションカラーが登場。そのキャリアの初期に画家として活躍したRayは、コレクションのカラーリングのみならず、その後の20世紀のデザインにまで大きく影響を及ぼしている。
製品名:Eames Molded Plywood Lounge Chair Wood Base / LCW(イームズ プライウッドラウンジチェア / LCW)
価格:232,000円(税込)
カラー:ディープイエロー
サイズ:高さ:674 幅:559 奥行き:616 座面高さ:394(mm)
1945年の展示会で当時Herman MillerのデザインディレクターであったGeorge Nelson(ジョージ・ネルソン)に、「椅子の歴史において、もっとも偉大なものだ。」と言わしめた成型プライウッド。当時注目されたこの素材は、現在では Charles and Ray EamesとHerman Millerの数あるコラボレーションの最初のアイテムである、Eames Molded Plywood Lounge Chair / LCW のデザインアイコンとなっている。
自然な木材の表面を覆ったりぼかしたりするのではなく、プライウッドに鮮やかな色を定着させる新しいカラーリング方法で、新色であるディープイエローをはじめ、多色なカラーバリエーションが販売されている。
⚫︎Herman Miller
公式サイト:https://hermanmiller.co.jp/
Edit:Mr.DIY編集部