木材家具は「節」があったほうが美しい!スウェーデン出身 日本人デザイナーが提案する最新コレクション

世界各国の異なる地域文化やデザインを融合させた製品やスタイルを提案してきた「ザ・コンランショップ」が、単なるデザインの美しさだけではなく、日本の風土や自然環境を意識し、その特性を活かした製品開発に取り組むプロジェクトとして新商品「Resöma」を5月10日に発売。
今回、スウェーデン生まれの長野県軽井沢在住デザイナー 須長檀氏によるデザイン家具、サイドボード、コーヒーテーブル、オープンシェルフの3型を発表。多くの家具は、重厚感があり耐久性が高く、日常使いに適している外国産の広葉樹が使用されるが、今回須長氏は"あえて"針葉樹の国内杉を使った家具作りに拘り、デメリットに働きがちな杉の特徴でもある「節」の美しさや魅力を再発見し、デザインポイントとして活用。
Resöma Side Board(レソマ サイドボード)
今回のプロジェクトで須長氏が最初にデザインした中央の両開き扉と左右の引き出しとのコンビネーションのサイドボート。引き出しの上中段は浅く、下段は深めの引き出しにして収納力に拘った3段タイプ。真横から見ると、正面同様、均等に4段に見えるデザインがこのサイドボートのデザインポイント。
背面は2cm、棚底は3cmの板間があり、コードなどの配線も通せて見栄えを整えることができる。カラーは杉の節を活かしたナチュラルと、ブラック塗装の2色展開。厚さ10mm長さ1700mmのガラス天板は別売り。ガラスなしの素材そのままでもサイドボードとして使える。
価格:¥330,000(税込)※ガラス天板無し価格
カラー:ナチュラル(オイル仕上げ)
クリアガラス天板:44,000円(税込)
サイズ:W1700×D480×H695mm
価格:¥352,000(税込)※ガラス天板無し価格
カラー:ブラック(水性塗装仕上げ)
クリアガラス天板:44,000円(税込)
サイズ:W1700×D480×H695mm
Resöma Coffee Table(レソマ コーヒーテーブル)
棚板や引き出しの位置を生活スタイルに合わせて自在にレイアウト変更出来るコーヒーテーブルは、日本住宅のように柱構造にすることで、物を置いたり、ずらしたりと、中に空間(抜け)があるからこそできる設計。その抜け感が和洋のインテリアに馴染むシンプルな構造になっている。
このシンプルさの中に拘りを詰め込み、計算され尽くしたデザインは、生産者や購入者など様々な目線でインテリアを見た時のアイディアと知恵が積みあがって出来たアイテム。棚板を上部に設置することで、見せる収納になったり、リモコンなどの小物を収納する引き出しが付いていたりと、至れり尽くせりなコーヒーテーブル。
価格:¥264,000(税込)
カラー:ナチュラル(オイル仕上げ)
サイズ:W900×D900×H415mm
価格:¥286,000(税込)
カラー:ブラック(水性塗装仕上げ)
サイズ:W900×D900×H415mm



価格:¥308,000(税込)
カラー:ナチュラル(オイル仕上げ)
サイズ:W1020×D470×H1660mm

価格:¥330,000(税込)
カラー:ブラック(水性塗装仕上げ)
サイズ:W1020×D470×H1660mm
⚫︎デザイナーについて

須長 檀(スナガ ダン)
1975 年スウェーデン生まれ。家具作りを学ぶためにスウェーデン・ヨーテボリの大学に留学。卒業後さらにストックホルムにある王立美術大学「KONSTFACK 大学院家具デザイン科」に進学。在学中からデザイナーとして活動をはじめ、大学院を卒業後はスウェーデンの小さな港町ヨーテボリに「SUNAGA DESIGN STUDIO(スナガ デザイン スタジオ)」を設立。
コーヒーテーブル「ITOMAKI」や「NEWTON」が北欧のファニチャーフェアで最優秀賞を受賞。帰国後は軽井沢に「SUNAGA DESIGN(須⾧デザイン)」を設立。2009 年「NATUR terrace(ナチュールテラス)」2021年「lagom(ラーゴム)」を開店。2024年には障がい者就労支援デザインブランド「konst(コンスト)」の代表に就任。コンテンポラリーダンスカンパニー「NOISM」の舞台美術も数多く手がける。
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