製作期間1年以上!受注生産で作る竹籠スツール
サステナブルな素材としてDIY業界でも注目されている「竹素材」を使い、鹿児島伝統の竹細工と鉄家具職人の技を組み合わせた「竹籠スツール」が発売。しなやかで折れにくい竹の性質を活かして屋外でも使用可能な耐久性と、職人技が光るデザイン性が魅力的なスツールで趣のある空間を演出してくれます。
竹はそのまま使うと和の印象が強すぎ、民芸品のようになってしまう。一方で薄い合板にすると反ってしまうし、集成材は重くなる。などデザイン性や耐久性を追求すればたくさんの課題が出てきます。そんな扱いの難しい素材で試行錯誤し、1年以上かけて完成したのが「竹籠スツール」。座面の竹、脚の鉄で出来たスツールにはたくさんの職人の技が生かされています。
☑︎多くの困難を乗り越え完成
製作期間1年をかけて試行錯誤をした結果、竹の難しさに一度は製作を断念。奮起する中で「竹を編んで強度と柔軟性を担保する」というアイデアに行き着くものの、「編んでくれる職人さんがなかなか見つからない」という新たな問題が発生。しかし、あきらめることなく竹産業振興センターへ通い詰め、出会ったのが竹職人の川添氏。
伝統工法を活かし、座面は“鉄線編み”、サイドには樽の側面を固く締める“タガ”の技術が使われています。
☑︎竹の良さを最大限に活かしたデザイン性
脚部を制作したのは岐阜県で60年続く杉山製作所。自動車部品の加工・溶接に始まり、現在では鉄家具を制作しています。座面を受け止める“S字カーブ”には、長年鉄を扱ってきた職人の技とノウハウが生かされています。
竹は軽量で水にも強く、日が当たったときに影が美しくる出るように計算し尽くされて編み込んでおり、陽に当たることで味わいも増すため、屋外での使用も可能です。
鹿児島エリアで注文住宅を手掛ける工務店「バガハウス」と竹林面責第一位の鹿児島の竹細工職人、そして鉄金具職人の技術と知識をあわせた逸品は受注生産での販売です。
●VEGAHOUSE
公式サイト:https://vega-design.shop-pro.jp
Edit:Mr.DIY編集部