国土交通省の資料∗によると、各都道府県の平均延床面積は、東京都が64.48㎡、神奈川県76.62㎡、千葉県89.4㎡、埼玉県86.58㎡となり、もっとも面積が広いのは富山県で152.18㎡でした。もっとも狭いのが東京都でしたので、富山県の約1/2以下の限られたスペースで東京都の人は生活をしていることになりますよね。

 

そして、テーブルやソファを床に置くと使えるスペースがあっという間になくなりますが、意外と使えるスペースとして活用されていない場所があります。それは〝壁〟です。床は人が移動するスペースでもあるので、ある程度何もないスペースの確保が必要です。しかし、壁を使えるスペースとして計算し、有効活用をすることで劇的に生活の幅が広がるのです。

 

∗Source：国土交通省

 

有効的な壁の使い方：飾り棚

飾り棚は雑貨のディスプレイや美術品を飾ることを目的として使用する棚になります。ついついテーブルに芳香剤などを置いたりしていませんか？小さな観葉植物もテーブルに置くとスペースが少なくなってしまいますよね。そんな時には飾り棚を部屋に作りましょう。

どことなく殺風景で物足りないダイニング。そこにカウンターテーブルでも使用しているパインの集成材を使って飾り棚を作っていきます。

 

|用意するもの

 

①パイン材の集成材

木材を貼り合わせて作っている集成材は、経年変化によって木が反りにくいので初心者でも扱いやすいです。ネット通販でも購入できるが、ホームセンターで購入した方が安価です。

 

②L字金具

DULTONのアイアンL字金具はシンプルでお洒落です。

 

③ヤスリ

ホームセンターなどでカットした際、どうしても断面にザラつきがあって見た目も美しくありません。切り口は状況に応じてサンドペーパーなどで磨くと安全で綺麗な仕上がりとなります。

 

④インパクトまたはドライバー

パインの集成材とL字金具を用意したら壁にネジで固定するだけ。電動工具インパクトドライバーはネジを締めたり緩めたりが簡単にできますが、無ければドライバーでもできます。

 

⑤完成！

2段の飾り棚があっという間に完成です。小さな観葉植物や絵画を飾るだけで部屋がお洒落になりますね。

殺風景だったダイニングの壁を有効活用することで、格段に部屋の利便性が高まりました。キッチンにつければ調味料を置くスペースとしても使え、トイレにつければトイレットペーパーも置けます。

 

 

Edit：Mr.DIY編集部